FIREへの焦り、どう乗り越える? 僕が実践する心の整理術

考え方

FIREを目指し始めるとしばらくは妄想がふくらみ毎日ワクワクしながら資産形成や副業に取り組む一方で、ふと立ち止まっては、「あれ、このままで本当にFIREできるのか?」「SNSのキラキラしたFIRE達成者を見ていると、自分なんてまだまだだ…」と、言いようのない焦りに襲われることがあります。

きっと同じような気持ちになった人もいるはず。SNSで華やかな投稿を見て落ち込んだり、計画通りに進まない現実にため息をついたり。FIREを目指す過程で焦るのは、きっと自然なことだと思います。僕はたまーに、この感情と戦っています。

今回は、僕が感じる具体的な焦りと、その感情にどう向き合い、乗り越えているかを書きたいと思います。ただし、これは完璧な解決策ではなく、あくまで等身大の「心の整理術的なもの」として書いてみます。

なぜ焦る? 僕のリアルな焦りポイント

焦りって、本当に色々な瞬間に顔を出します。僕の場合は特にこんな時ですね。

計画通りに進まない時
FIRE計画を立てた当初は、「〇年後には資産〇〇万円!」なんて意気込んでいたのですが、現実はそう甘くありません。投資成績が伸び悩んだり、副業の成果が出なかったりすると、「このペースではダメだ、もっと頑張らなければ」と不安に駆られます。

周りのFIRE達成者や情報に触れた時
これが一番心が揺さぶられる瞬間かもしれません。SNSで「〇歳でFIRE達成しました!」「沖縄に移住しました!」なんて投稿を見ると、「僕なんてまだ会社員なのに」「もっと早く始めるべきだった」と自己嫌悪に陥りがちです。あと、友人の昇進話を聞いた時みたいに他人が先に進んで行った時なんかも、自分と周りを比較して焦りを感じることがあります。

経済状況の変化があった時
最近は、インフレ加速や景気悪化のニュースに敏感になります。物価が上がれば「FIREに必要な資金額も増えるのでは?」と不安になりますし、経済の先行きが不透明だと「計画全体が揺らぐのでは」と恐怖を感じてしまいます。

日常の小さなストレスが積み重なった時
FIREと直接関係ないように見えて、実は大きな影響を及ぼすのが日常のストレスです。会社での不満や人間関係の悩みがあると、「なぜこんな思いをしてまでFIREを目指しているのだろう」とモチベーションが低下し、それが焦りにつながってしまうことがあります。

僕が実践する「焦り」を乗り越えるための3つの思考転換

焦りを感じるたびに、僕は自分の思考を少しだけ別の角度から見るようにしています。これが、僕が実践している「心の整理術」です。

「減点方式」から「加点方式」へ

人間は目標に対して達成できていない点ばかりに目が行きがちになるんだそうです。計画通りに進まないことを「減点」と捉えてしまい、自分を責めてしまいます。そうではなく、今日できた小さなことを「加点」として評価するように意識を変えてみました。

例えば、目標額に届いていなくても、毎月コツコツ積立を続けていること。副業で大きな収益が出ていなくても、新しいスキルを一つ学んだこと。予定より節約ができなかった日があっても、自炊を頑張った日があったこと。

どんなに小さなことでも、自分が「できたこと」に目を向け、それを積み重ねることで、「自分は、ちゃんと前に進んるぞ!」という実感が湧いて、焦りが和らぐのです。

「未来への不安」から「今できること」へ

漠然とした未来への不安は、僕たちの心を大きく揺さぶりますよね。経済状況の変化や、FIRE達成までの道のりの長さを考えると、不安と焦りが募るばかりです。そんな時、「将来どうなるか」ばかり考えるのではなく、「今、自分にできること」に意識を集中させるようにしています。

例えば、市場の動きに一喜一憂するのではなく、淡々と積立投資を続けること。副業の成果に焦るのではなく、目の前のブログ記事を一つ丁寧に書き上げること。物価高に怯えるのではなく、日々の食費や固定費を見直すこと。

未来は予測できませんが、今この瞬間の行動は自分でコントロールできます。コントロールできることに集中することで、不安が軽減され、焦りも和らいでいくのを感じるのです。

「他者との比較」から「過去の自分との比較」へ

SNSや周りのFIRE達成者を見ると、つい自分と比べてしまい、「僕は遅れている」「もっと頑張らなければ」と焦りが生まれます。そこで意識的に、「他人との比較」ではなく「過去の自分との比較」に視点を転換するようにしました。

FIREを目指し始めた頃の僕と比べて、資産はいくら増えたか? 半年前の自分と比べて、新しいスキルは身についたか? 数ヶ月前の自分と比べて、生活習慣や家計管理は改善されたか?

過去の自分と比べると、必ず何かしらの成長や変化が見えてきます。他人と比べて一喜一憂するのではなく、自分の成長を実感することで、着実に前進していることを再認識すれば、少しは自信を取り戻すことができます。

焦りを感じた時に思い出したい事

焦りを感じる時、僕自身にこう言い聞かせています。

FIREは「点」ではなく「線」のプロセス
達成がゴールではなく、そこに至るまでの日々の努力や学び、試行錯誤の「線」のプロセスそのものに価値があると思っています。焦って結果だけを求めがちですが、今日の一歩、一歩が、着実に未来に繋がっていることを忘れないようにします。

完璧を目指さない勇気を持つ
何事も完璧にこなそうとすると、息切れしてしまいます。特にFIREのように長期的な目標の場合は、完璧主義を手放す勇気が必要かと。時には休んだり、うまくいかないことがあっても、「まあ、こんな日もあるか~」と自分を許すこと。少しずつでも前進している自分を認めることが大切だと思います。

一番大切なのは「心身の健康」
どんなに素晴らしいFIRE計画も、心身ともに健康でなければ意味がありません。無理をして体を壊したり、精神的に追い詰められたりしては本末転倒です。適度な休息やリフレッシュは、決して無駄な時間ではありません。むしろ、長くFIREを目指し続けるための大切な投資だと考えたいです。

まとめ:焦りを乗り越え、自分らしいFIREへ

FIREを目指す道のりで「焦り」を感じるのは自然なことだと思います。でも、それに囚われすぎず、思考を少しだけ転換してみることで、きっと乗り越えることができます。

焦りは、真剣にFIREと向き合っている証拠。焦りをバネにして、自分らしいペースで、理想のFIREを掴み取りたいです。

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