節約が守りなら断捨離は攻め!手放して得たもの

ライフスタイル

節約、それはまるで堅実な守備固め。コツコツと貯める地道な作業で、僕らの資産をゆっくりと、しかし確実に増やしてくれます。でもね、守りばかりじゃつまらないですよね?時に大胆な攻めが必要なんです。そう、それが「断捨離」。

守りの節約、攻めの断捨離 その意外な共通点

「節約」と聞くと、多くの人は「我慢」とか「ケチ」といったネガティブなイメージを持つかもしれません。僕もそうでした。家族を抱える身としては、使えるお金は限られています。だから、日々の食費や光熱費、通信費といった固定費をいかに削るか、常に頭を悩ませてきました。これはまさに、敵の攻撃から資産を守り抜く「守備」のようでした。

一方、「断捨離」はどうでしょう?不要なものを手放すこと。これは一見、節約とは無縁に見えます。しかし、使わないものへの出費や、その管理に費やす時間や労力も、実は「無駄」なんです。断捨離は、この無駄を根こそぎ排除する行為。まるで、不要な兵力を削減し、身軽になって攻めに出る「攻撃」そのものなのです。

どちらも「無駄をなくす」という点で共通しています。しかし、節約が「今ある支出を減らす」ことだとすれば、断捨離は「未来の無駄をなくし、本当に必要なものを見極める」という、より本質的なアプローチだと思っています。

僕が断捨離で手放してきたものたち

僕の家には、かつて「いつか使うかも」という幻想に満ちた物が溢れていました。でも、「いつか」は永遠に来ない。そう悟ってから、僕は断捨離という名の「攻め」に出ました。

以下は、手放してきたものの一部です。

  • 着ない服の山: 「痩せたら着よう」と誓ったスーツや、流行遅れのシャツ。これらを手放すのは、過去の自分との決別でもありました。クローゼットがスカスカになったおかげで、朝の服選びの時間が劇的に短縮されました。
  • 使わない家電やガジェット類: 昔買ったホットプレート、一度しか使わなかった高機能ミキサー。これらは場所を取るだけでなく、僕の「もったいない」という罪悪感を刺激し続けていました。売却して手放したら、キッチンが広々として、心が軽くなりました。
  • 読み終わった本: 電子書籍派になってから、紙の本はほとんど読まなくなりました。でも、本棚には「いつか読み返すかも」という本がぎっしり。これらを売ったりすることで、本棚が空き、部屋全体がスッキリしました。最低価格でも売れなくなったら潔く捨てます。売れるまで部屋を占有する事になるからです。
  • 過去の思い出の品: 学生時代のアルバム、昔の恋人からもらった手紙…これらを捨てるのは、正直、一番辛かったです。どうしても捨てずらいものは、写真にとって画像ファイルの形で保存しました。もっとも、思い出の整理をすると、過去に囚われるよりも今と未来に目を向ける方が大切だと気づくきっかけになります。

最近、クルマの買い替えを検討している僕ですが、物欲との向き合い方は常に課題です。新しい車が欲しいという気持ちと、本当にそれが必要なのか、維持費はどうか、という冷静な判断がせめぎ合います。断捨離を通じて、「本当に価値のあるもの」を見極める目が養われたおかげで、衝動買いは減りました。物欲という名の敵に対する僕なりの「防御力アップ」なのかもしれませんね。

断捨離がもたらした「見えない資産」それは時間と心のゆとり

断捨離の真の価値は、物が減ることだけではありません。僕が手放して得たのは、物理的なスペースだけではなく「見えない資産」でした。

まず、時間です。物が減ると、掃除や片付けにかかる時間が劇的に減ります。週末の午前中が、以前は片付けで終わっていたのが、今では家族と公園に行ったり、Webエンジニアとして常に新しい技術を学ぶ時間も増えました。これは僕にとって確かなメリットです。

次に、心のゆとりです。物が少なくなると視覚的な情報が減り、心が穏やかになります。物欲に振り回されることも減り、本当に大切なものが何かを見つめ直すきっかけになりました。子供たちと過ごす時間、妻との会話、そして意外だったのが、自分自身の内面と向き合う時間が増えたことです。

現在、僕の資産はどうにか3000万円に到達しました。(サイド)FIREを目指すなら、これは通過点に過ぎませんが、この達成は単にインデックス投資を続けた結果だけではありません。節約で資金を確保し、断捨離で無駄をなくし、心にゆとりが生まれたことで、物理的な資産だけでなく、時間や心のゆとりといった「見えない資産」が目標への道を加速させたような気がします。

試行錯誤とコツと小さな成功体験

家族5人暮らしで断捨離を進めるのは正直一筋縄ではいきません。僕の「捨てたい」と、家族の「残したい」がぶつかることも多々あります。特に子供のおもちゃや制作物(段ボールで色々作りますよね)は、なかなか手放させてもらえません。

僕が心がけているのは、無理強いしないことです。

  • 少しずつ進める: まずは自分の物から手をつける。
  • 「いつか使うかも」を捨てる: 家族にも、このやっかいな言葉の危険性を伝える。
  • 収納スペースを共有する: 子供たちには、おもちゃ箱に入る分だけ等とルールを決める。
  • 感謝を伝える: 物を捨てる時も「今までありがとう」と心の中で感謝する。

完璧を目指さなくても大丈夫です。小さな成功体験を積み重ねることが大切です。例えば、子供が使わなくなったブロックを一つ手放せただけでも、一歩前進と考えます。そうやって少しずつ家族みんなで「本当に必要なもの」を見極める力を養っていければと思っています。

まとめ

節約で地盤を固め、断捨離で身軽になる。この二つの取り組みだけでも、サイドFIREへの道はきっと想像以上に軽やかで充実したものになるはずです。金銭的なブースターというよりも、その小さな価値観の変革の積み重ねが、いつか未来の大きな変化に繋がると信じています。

タイトルとURLをコピーしました